大切なもの、満喫中。

  • 2017.04.28 Friday
  • 00:00

 

綾野こころ:テーマ「旅」

 

 

これを書いているたったいま、

 

斜め後ろの席から赤ちゃんの本当に楽しそうに笑う声が聞こえてくる。

 

だめだ、口がゆるむ。

 

 

赤ちゃんって、ただそこにいて笑うだけで周囲を幸せにする。

 

生まれて間もないマッサラピンの命。

あの世からやって来たばかりのピッカピカの命。

 

赤ちゃんは、母親やいつも周りにいる人を完全に信頼している。

 

そんな眼差しで微笑まれると、ほんの束の間でも、とても幸せで満ち足りた気持ちになれる。

 

存在そのものが愛なんだなぁと思う。

しみじみと・・・。

 

 

*******

 

 

結婚してから引っ越しは数回。

 

辞令前になるとママたちの間で、次の赴任先についてあーでもないこーでもないと噂が飛び交い(大抵それは外れるのだが)、ドキドキしながらいつ引越しが決まっても大丈夫なように荷物は運びやすくまとめておくような生活だった。

 

いつまで留まるかわからないし、せっかくだからその地域を味わい尽くす!というのが恒例になっていた。

週末にはへとへとになるまで遊んだ。

 

それはちょっと長めの家族旅行の感覚だった。

 

地元のお祭りに参加したり、スーパーに見たことがないものが並んでいるのを(珍しいもの好きのため)はしゃいで飛び付き失敗したり、初めてみる調味料、まねできない方言、同じ日本なのに郷によって違うルール、天候や匂い、雰囲気の違い全てが新鮮でワクワクし、とにかく楽しかった。

 

どこでもノープランで飛び込んだ(笑)。

 

たまにキョーレツなホームシックにかかったけど、それでも明るくて愉快な人達に恵まれ、お陰で知らない土地でもひとりにならず、コミュニティの中で子育て出来た。

 

私は彼女たちに「満喫する」を教わった。

 

子供が学校に入ってからの引っ越しはだんだんオオゴトになった。

 

寂しいけど、我が家に来てくれたマッサラピンの命はずいぶん大きくなって、あと数年で離れていってしまうだろう。

 

人生、先のことはわからないし残り時間は読めない。

当たり前なんてないから、何気ない日常を送れることに感謝して、いまを満喫したいと思う。

 

 

あなたも、あなたの大切なものとの旅を、思う存分満喫してください。

 

どうか思い残すことがありませんように。

 

 

 

綾野こころ

 

https://twitter.com/7_mikotama

 

 

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しみついた日常の皮なんて剥げ。剥いでしまえ。

  • 2017.04.27 Thursday
  • 06:25

 

 

いきたい国はポルトガル。

もう果たして何年前から言っているんだろう。

そして未だ実現の予定なし◎

 

どうも、月子です。

 

旅。

 

実際にどこかへいく旅。心の旅。

一言で旅と言っても、連想されることはそれぞれに異なることと思いますが。

わたしは単純に、旅(旅行)について書きます。

 

わたし、旅、しないんです。

 

まず、日本を出たことはおろか、国内でも旅行と称していったのは、

修学旅行くらいの記憶しかありません。温泉には稀にいきますが。

 

旅が好きではないとか、余所に興味がないとか、そういうことでもなく、

むしろ、知らない土地には興味津々だし、いってみたい場所も、いく意欲もある。

旅行本だけは、一丁前にいろいろ買ったりして。

 

たくさんの旅を経験していらっしゃる向先生・桜田先生の下で学んでいながら、

少々あるまじきことのような気がしてなりません。

 

何と言いましょうか。

ただただ、腰が重い。

そして、とにかく荷物が多くて嫌になる。

 

できるだけ、普段の生活を崩したくないという気持ちが強く働くため、

タオルからパジャマ、お風呂アイテム、お化粧道具、ボディケアアイテム、

ドライヤーまで、毎日の生活に欠かせないアイテムをすべて持っていく。

靴は最低2足。洋服だって、あれやこれや持っていきたがる。

荷造りしたときに良いなと思った洋服を、旅行中もそう思うか分からないから。

 

いつもと違うシャンプーを使って髪がパサパサになったらどうしよう。

旅先の水が合わなくて肌荒れしたら嫌だな。

お化粧もいつも通りいつものブラシ・パフでいつもの仕上がりでないと。

 

旅先でのことより、荷物どうしようという方が先に立つ。

 

いかに普段の状態を崩さずに旅先へ赴けるか、がテーマ。

そんなつもりは一切ないのに。

 

思い立って鞄一つ担ぎ電車に飛び乗って〜、なんていう歌詞みたいなこと、

憧れるけど、きっとできない。やらない。

 

旅人というあだ名の世界を放浪している友人がいるのだけど、

その子からはよく「くだらねぇ」と言われていたし、

そんなこと、自分でもわかってる〜♪

 

手には、たくましい旅行線もあるようなのに、まったくもって活かしてない。

 

そんなわたしに、近頃いつになく、リュック一つで身軽にひょいと、

ここではないどこかへ行きたい衝動。

荷物も何もいらないや、などという珍しい現象が発生中。

 

これはきっとチャンス。

 

先日、ぐちゃぐちゃに放置状態だった本棚にちょっと手を入れたら、

「江戸 七〇社」という本がでてきました。

 

だいぶ前、どこかの図書館で『ご自由にお持ち帰りください』という棚に並んでいたのを

なんとなく持ち帰ってきた本で、都内にある神社をエリアごとにピックアップしてあるような内容。

 

こんな本の存在は今のいままですっかり忘れていたけれど、ぺら見したところ結構面白そう。

旅、とまではいかずとも、手始めに、この七〇社、制覇してみようと思います。

行先は、その都度タロットで。

 

近場だけど、神様に会いに行く旅。

 

やってるうちにノッてきたら、ファ〜っとどこか遠くへいくこともできるかも。

テーマとしては、個人的に悪くないような気がしているけど、果たして。

 

旅人初心者の、旅のウォーミングアップ宣言。

 

以上、月子でした。

人間世界の端っこギリギリへ

  • 2017.04.26 Wednesday
  • 00:05

 

 

 

その日は大風に悩まされながら野外で仕事。

カラスが50m程向こうで野放図に鳴いた。

大きくて立派なカラス。

 

仕事中、また気が付くと、そのカラスが30m位手前で私の方を見て鳴いた。

風で作業が進まず苛立っているのか、別のスタッフが「うるさい!」と怒鳴るも電柱の上。カラスは何処吹く風。

いつの間にか背後の棟飾の上に陣取り、今度は気に障らないよう配慮したのか、優しい声色で真上から鳴く。私の真上から。

 

 

ピンと来た。

何かのサジェスチョン?

 

が、わたしを見る訳でもなく西の空を眺め、そっぽを向くカラス。

 

一瞬。

この大きなカラスは賢いカラスで何か教えてくれているのかも知れない。

そんな気持ちがよぎった。

 

と言うのも、ウチの社長。姓が「鈴木」で、藤白神社、ひいては熊野修験、熊野神社に所縁を持つ。熊野神社と言えば、スサノオノミコト。ヤタノオオガラス。連関からカラスは会社の守り神と勝手に思っていたからだ。

 

カラスの方が人間より賢くて、何かを教えてくれる。そんな事もあるかも知れない。人間が地球上で一番賢いと考えるのは、種として最低限持っていなければならない矜持ではあるが、普遍的な事実ではない。

 

ならば、賢い動物を自分の味方に付けるか、敵に回すかで人生は大きく変わって来る。賢くて守ってくれようとしている動物の声に耳を傾けて、成功する昔話を子供の頃に見たなぁ。なんて非科学的な考えが一刹那のうちに浮かんで消えた矢先、激しいはげしい大粒の驟雨。

 

全員、びしょ濡れ。あと少しを残して仕事は中断。

雨はスタッフ全員をびしょ濡れにするだけびしょ濡れにすると、さっさと東へと去って行ってしまった。

ピタリと風が止み、にわかに空が明るくなる。

日没まであと1時間半。この好条件下ならさぞかし仕事が捗るだろう。

 

けれでも、全員、ずぶ濡れ。春先とは言え、気温はまだかなり低い。

仕事を続けるのは極めて困難。

 

カラスが教えてくれようとしていたのは、これだったか。

カラスの視線を追って西の空を見れば気が付いたかも知れない。

西風にのって真っ暗い雨雲が向かって来ていた事に。

 

あの時、カラスの声に従って、先に雨宿りしていれば…。

 

悔やんだが、諦めて帰る以外に方法はなかった。

 

 

霊長類等と名乗って、自分達が一番賢いなんて考えるから人間は間違いを犯す。

否、ただの妄想からの残念を人類全体の責任にまで敷衍しては申し訳ないか…。

 

けれども、その動物その動物で秀でた所があり、中には人間にはない長所を活かして教えてくれる動物がいるのは、認めてもいいだろう。

謙虚にならなければならないのは、相手が人間でも同じことだが、人間と違うのは、動物も教えてくれることがあると認識した瞬間から、それが現実となり、それから先、動物の支援を受けられる様に、世界(=認識)が変革される事だ。

 

以来、こちらが一生懸命に仕事をしていれば、見知らぬ動物であっても助けてくれる。そんな世界にトーゴは住み始めた。人間世界のギリギリ端っこかも知れないけど。

 

自分の外縁を広げるのが旅だとしたら、世界=認識を変革する体験も旅と言えるのではないだろうか?

 

 

 

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