アセンダントと周囲から期待されること(兆)

  • 2017.03.19 Sunday
  • 00:00

 

地球の外皮ともいえる地平線と太陽の通り道である黄道の交点。

肉体に生命エネルギーが流れ込み、母体から飛び出してきた点を「アセンダント」という。

その人がまとっている雰囲気や物事の始め方、(1ハウスとうこともあり)自覚し難い自然体の個性を表す。

 

私のアセンダントは、天秤座の12度。オーブ4度で天王星16度がコンジャンクションである。

天秤座は対人関係のサインとも言われ公平平等を重んじる。天王星は客観的で独特な価値観や行動パターンを持つ。

これだけ見るとどうだろう。

 

このアセンダントが醸し出す本人が無自覚な雰囲気により、クラスや職場のエキセントリックな方々と組んだり、お世話係を任されたりすることが多かった。それは、4歳で入園した保育園の時から枚挙にいとまがない。しかし、嫌だと思ったことはほとんどない。ちょっと弱ったなあと思いながら、なんとなく付き合ってしまう。

*自分はエキセントリックではないという、天秤座のちょい上から目線。すみません<(_ _)>

 

起き上がりこぶしとダイズ(兆)
起き上がり小法師とアストロ・ダイズ

 

大学生の時にアルバイトで、小中学生向けの塾で先生をしていた。

勉強が遅れている子どもたちの担任を任されたことがある。

高校入試3か月前だというのに、15÷5=3が分っても、21÷7には答えられない。九九をマスターしていないのだ。

これには青ざめ、笑った。

学校の担任から見捨てられ、親からも見限られ、塾長の先生も困っていた。子どもたちは半ば自暴自棄になり、非行という社会的なドロップアウトの際に立っていた。

塾長は担任制にして専用のクラスを作ることで、落ち着いて勉強させようと思ったらしい。

「あなたにぴったりだと思う」と言われた時、内心は、またか、と思ったけど・・・。

 

話してみるとしっかりと意見を持つ、個性的な子が多かった。

つまずいているポイントも把握できた。そこから毎日、小学校3年生からの地道な復習がはじまった。

休憩中の雑談の中で、「なぜ高校に行かなければならないのか?」、「なぜ得意な科目だけではダメなのか?」など、つっこんだ議論をしたものだ。

彼らは頭が悪いのではない。

やる気がないわけでもない。

納得できないものを無理にやらされることに抵抗しているだけのように見えた。

腑に落ちさせるこの時間は(今思えば)とても大事だった。かろうじて全員が高校に入学できた時は安堵したものだ。

 

☆彡☆彡☆彡

 

天秤座の12度は、知的な探求を通して、まだ世の中で認められていないもの、名前がついていないものなどを扱う度数だ。中には異端なもの、異常なものも含まれる。天秤座のルーラー金星は9ハウスに飛ぶ。9ハウスは思想を扱う。

そして、アセンダント近くの天王星16度は、対岸の牡羊座が入り込むことで強い自己主張により、平等で公平な天秤座の判断にぐらつきが生じる度数だ。

 

こうしてみると、もうお手上げだというお方でも、この人ならば理解してコミュニケーションが取れるのでは?と期待させる雰囲気があるのかもしれない。

 

悩みがあるとか、迷っている場合(その人の通常の思考から外れている状態)に、相談してくれる方が多いのは、面倒な相談に付き合い、目途が付くまでコミュニケーションを絶たないような雰囲気からなのかもしれない。

 

アセンダントから周囲が期待することに対して、自分自身が何を返すのか(ディセンダント)。

そうやって、アセンダントとディセンダントの地平線軸に取り組むことでも、個性は磨かれていく。

 

北形 兆 (kitakata chou)

 

☆彡☆彡☆彡

 

ぼちぼち復活します(-ω-)/ ホロプラ!

 

N土星とT土星のオポが教える鍛えどころ(兆)

  • 2017.03.11 Saturday
  • 00:00

 

「自信」とは、「自分を信じる」こと。このフレーズは、よく耳にする。

では、「信じる」とはなんだろうか。辞書を引いてみると「信用する」「信頼する」とある。これは、次のような違いがあるようだ。

「信用する」は、これまでの実績や成果に対しての評価。

「信頼する」は、これまでの実績や成果(つまり信用)を根拠に、未来へ向けて託してみようとする感情や行動。

「信用」がなければ、「信頼」は生まれない、というわけである。

 

実績や成果は、土星の管轄だ。

土星があるハウスは、長い時間をかけて鍛えられる分野を表している。土星は、好き嫌いを克服し、社会的な責任を負い、その上で開花する適性の在処、引いては人生の方向性を示してくれる。

 

ネイタルの土星が「信用」ならば、トランシットの土星は、「信頼」に当てはめられるのではないか。約7年ごとにネイタル土星とトランシット土星はハードアスペクトを取る。この定期メンテナンスにより、7年という期間で培った実績と成果をチェックすることで、反省と工夫を繰り返す。確からしい道を手探りしながら、自分自身の器を知り、これに関しては大丈夫といえる自分になっていく。

 

「信用」と「信頼」が整うことで、はじめて「自信」の土台ができるように思う。

 

☆彡 ☆彡 ☆彡

 

昨年11月30日に、私のネイタル土星(双子座9h)とトランシット土星(射手座3h)が、オポジションとなった。

これは、トランスサタニアンがハードアスペクトを形成する中年の危機」と呼ばれる時期を経て、45歳前後に形成されるアスペクトだ。

 

私の場合で言うと、3ハウスと9ハウスは、未知なる世界とのコミュニケーションを扱っている。

何を専門にして(N土星 双子座9h)どのように世界に向けて伝えるのか(T土星 射手座3h)を問われているのだ。

普段は、土星は未熟さによる苦手意識を表すからか、9ハウスで知識や情報をため込み、外には発信しないという風になりがちだ。しかし、昨年秋に水曜トナカイの講座を受講し始め、ブログを書ている。自分の考えを発信することに慣れていないため、時間もかかるし、とてももどかしい。

 

目標が明確になると、何でも興味を持って(苦手なこと、嫌なことさえも)面白く関わっていき、粘り強く異世界の情報を持ち帰ってくる。これが、私のネイタル土星 の「信用」なのだろう。

日常で役立てられるような少しマニアックな情報(9h双子座)を間口広く気軽に情報発信(3h射手座)していく、そのための表現力を鍛える。もっと3ハウスを磨くことで「信頼」も作られていくのではないか。

 

土星マターだから、一朝一夕にはいかないだろうが、精進していきたい。

少なくとも土星期までには、と願っている。

 

北形 兆 (Kitakata chou)
 
☆彡 ☆彡 ☆彡
 
ある人物を取り上げ時間をかけて丁寧にチャートを読んでいきます。

ホロプラ!

 

 

火のサインが導く摩訶不思議な世界(兆)

  • 2017.03.03 Friday
  • 00:00

 

「読書が好きなんです」というのは、ちょっと気恥ずかしい。

ページをめくり(またはタップして)、文字を追い、その世界に没入していくことは、映画や舞台を鑑賞するとか、音楽を聴くのとは違う、極めて個人的で内面的な体験だと思うからだ。

 

現在、3つの区立図書館と近所の大学の図書館を利用している。気になったものは、どんどん借りる。読みにくさ、つまらなさを感じても、その違和感をじっくり味わいながら、ゴリゴリと最後まで読み進める。理解できないものほど、飛びつく双子座気質が強い(月、土星、金星)。

 

この人の本は全部読みたいと、一番最初に思った作家は、誰か分かっている。

澁澤 龍彦さん。文学者であり作家、評論家にして、翻訳者でもあった。

小学校2年生のころ古本屋で「東西不思議物語」を読み、一瞬でドラゴニア・ワールドに魅了された。

35年以上経っても愛読しているその本の帯には「自由な精神の持主だけが、のぞき見ることのできる怪奇の世界。」とある。目次をみてみると、

 ・鬼神を使う魔法博士のこと

  ・天狗と妖霊星のこと

   ・百物語ならびに結びのこと etc,etc…。  ね、のぞきたくなったでしょう?

 

 

それからずっと、澁澤さんは私の密かなアイドル。

幻想、怪奇、人形、毒薬、迷宮、天体、少女・・・澁澤さんを語る時に使われるキーワードである。

河出文庫の「黒魔術の手帳」や「夢の宇宙誌」は、占星術やタロットに興味がある方ならば、馴染み深い本ではないだろうか。

 

澁澤 龍彦さんは、1928年(昭和3年)5月8日 東京生まれ。時間不明。

2宮は男5:女5だが、3区分では不動宮が4天体、4元素では火のサインが5つ。海外への造詣の深さから、月も射手座である可能性が高い。風のサインが無いのに驚く。

火のサインのグランドトライン(木星・牡羊/土星・射手/海王星・獅子)が目を引く。不思議なものや幻想的なものに対する熱中と創作意欲が現れている。夢中になれるものだけに徹底的にこだわり(牡牛座の天体群)、膨大な著作を残している(射手座月・土星と、双子座ドラゴンヘッド)。

蟹座冥王星の誰を守るべきかという世代意識と、牡牛座の太陽・水星・金星の個人の実感による嗜好性がセクスタイル。

マルキ・ド・サドやバタイユなど異端な作家を評価し続け、静かに戦い続けた作家だったように思う。

 

澁澤龍彦さんチャート

 

 

今日は、ひな祭り 。女の子のお祭りにちなんだ本を、澁澤さんの著書の中から1冊おススメします。

「フローラル逍遥」(平凡社ライブラリー)

澁澤さんの視点で切り取ったフローラにまつわる25編のエッセイ集である。ボタニカルアートの抒情性を排除した細密画がとても心地よい。眠る前に、1編づつ読むのにちょうどよい。

 

例えば…

水仙(ナルキッソス)の由来は、ギリシャ神話の自己陶酔の美少年からではなく、球根に含まれるアルカロイドによる麻痺作用(ナルケ―)に由来するという説がある。若者も自分の美に自家中毒をおこしたのかもしれないと夢想する(水仙)。

 

フランス語ではオルタンシアといい、植物学者コンメルソンがオルタンスという女性から名付けたという。一方、シーボルトは長崎の愛人お滝さんの名をとって、あじさいの学名を「ヒドランゲア・オタクサ」としたのは有名。あじさいは、遠く離れた女を忍ばせる風情がある(紫陽花)。

 

フローラ逍遥

 

彼の作品は、実用性から遠く離れているように見える。しかし、不思議で幻想的な世界に夢中になる時、未知なる世界への好奇心でエナジーが溢れてくる実感があるはずだ。それこそが、火のサインの真骨頂なのではないか。

 

北形 兆 (Kitakata chou)

 

☆彡 ☆彡 ☆彡

 

ある人物を取り上げ時間をかけて丁寧にチャートを読んでいきます。

ホロプラ!

 

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