スポンサーサイト
- 2019.04.10 Wednesday
一定期間更新がないため広告を表示しています
- -
- -
- -
10年程前に、IT企業の法務部に勤めていた。そこで、照会書業務を担当をしていたことがある。「照会書」という名前は、聞きなれないかもしれない。正式には「捜査関係事項照会書」という。警察はこの書類にもとづき捜査協力を求めることができる。
この部署は課長も含め10人程度のメンバーがいた。1/3が双子座、2/3が乙女座であった。お気づきだろうか。全員の太陽星座の主星が「水星」なのだ。ここに、太陽・獅子座の雌ライオンを一匹放すとどうなるだろうか。(雌ライオンは、まあ、私です)。
毎日、全国の警察から照会書が大量に届く。どんな内容かは、秘密なので書けないのだが、私にとっては、とても楽しい仕事だった。自分の対応した案件が、NHKの7時のニュースに流れたりすると、刑事ドラマの一員になったようで、少しばかり嬉しかった(単純)。おもろい、おもろい、どんどん処理していく。
メンバーは毎日のノルマを50枚までと決め、それ以上は手を付けなかった。定時には蜘蛛の子を散らすように帰宅する。太陽乙女座の上司は、「お前らももっとできるんだろ?」と問いかけるが、双子座&乙女座のメンバーは「やりません」と即答する(「できません」とは言わない)。決められた範囲をきっちりやることを求める乙女座上司の指示を、律儀に守っているのだ。雌ライオンだけ、自分の楽しさに従い「もっとやっていいですか」と聞いてくる。
目標の方向性を示すのは太陽。獅子座の主星は太陽。自分自身の魂の中に燃えるものだけが、目標を指し示す。ここに獅子座の最大の長所と輝きの源、現実社会での難しさがある。他人の目標で着火すればいいが、そうなることは余りない。周囲から見てそんなことで?と思うことでも、自分の魂の炎がメラメラしていれば、獅子座はそれでも満足していると言われる。でも、王様という感じはしない。ちっちぇーな、獅子座。
太陽は、太陽系唯一の恒星。獅子座は太陽だけを見ていては自家中毒に陥ってしまう。獅子座こそ、太陽を通して全てのサインが輝くポイントを体験し、他の11サインの主星を通してあらゆる可能性を開拓する必要があるのではないか。それを残らず獅子座の太陽に持ち帰って、やっと太陽が恒星らしく際立つ。獅子座の太陽らしい、代表者、スター、カリスマといった王様感がはじめてでくる。自分の魂の炎でしか目標が見いだせない、炎が燃えないというなら、12サインすべての太陽に「いいね!」してみる。どんなものにでも輝きを発見し、なければどんどん創り出す。
占星術を学ぶことは、太陽獅子座には特に効くと思う。全ての人の獅子座ハウス開発にも効くと思う。獅子座=ジャイアンみたいな大雑把な解釈で止まらないように、獅子座を深堀りしてみる。しかし、ジャイアンって獅子座的だろうか・・・。スネ夫のような子分を引き連れていることから、そう思えない。(余談)。
しかし、この部署の面接よく通ったなー。私の双子座には3つ天体がある。乙女座の課長は、自分の兵隊になってくれる要素を、90度の角から感じたのだろう。ご愁傷様でした。私の水星は獅子座に飛んでいるのだった。その後、夫の仕事で引っ越すことになり、1年程で職場を去ることになった。短期間で本当に良かった。
北形 兆(Kitakata chou)
----------
Twitter: @kitakatachou13
JUGEMテーマ:占い