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- 2019.04.10 Wednesday
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3月はいろいろと佳境で、King Gnu (キングヌー)をリピート、リピートで聴かないと日々耐えられない宮坂友理です。先週ラジオでであって以来、作業中に移動中に聴きまくってます。
このKing Gnuというバンド、美声ボーカルながらキャラが立つ井口くんが話題ですが、作詞作曲は牡牛要素満載のバンドリーダーでボーカルも担当する常田くんが担当。「老若男女を巻き込みたい」と語っているそうなので、私も応援していくよ。
今回のテーマは「えいようのあるおはなし」。King Gnuぬきでは心が続かない今、彼らは私の重要な「えいよう」、活力源ですが、残ったものが私のえいようになった冥王星の話を書いてみます。
就職して5年目の頃、私はある本の編集部にいました。「仕事で寝てない、忙しすぎてもはや食べることにも興味がない。ウィダーインゼリーでOK!」。追われる暮らしを数年続ける自分にふと疑問を持ちました。なんだかこれではいけない、どうしたら自分の心に活気が出るのか。「そうだ、あの人(Kさんとします)に会ってお顔だけ見たら元気になるんじゃないか!」と思いつき、即連絡を取りました。相当遠い縁で、私から見たら雲上人のKさんになぜ電話をかけたのか、むこうみずもはなはだしい。勢い以外何もないのに、断られることなんてひとつも考えなかった。自分の若さに涙ぐんでしまう。こちらが迷いなくストレートにお願いしたためか、Kさんはこたえてくださり、ヘロヘロな状態で手土産もなし、自分が担当した本を持っていきました。
本だけを見てもらってすぐ帰るつもりが、思いがけず食事をすることになり、仕事のことだけでなく、互いの日頃の暮らしのとりとめのないことを話しました。私は緊張のあまり声が出ず、インタビューのように聴いてもらって、ようやく話せるような雰囲気でした。そして「明日も話そう」と言われ、舞い上がるような気持ちでスキップで帰ったかもしれません。
次の日のKさんもずっと優しかったのですが、別れ際の話は凄みがありました。「きみはもっと本を読んだ方がいい。知らないことが多すぎる。職場の仕事以外のことをどれだけやるのか。他の人がやらなくてもね。きみは今こんな感じなんだけど(ずっと緊張していたこと)、慎重ながら頭の回転が早い。人当たりもいいよね。本なんか読まなくてもある程度のことは回せちゃうかもしれない。でも本を読んだらいい。見た目何も変わらないとしてもね」。「それから、すぐ人に聞かない。あれかな、これかなって自分でやるの。どうなるかなって試すんだよ」。それから本を大量に紙袋いっぱいに買って、翌日から徹夜で目が真っ赤でも、通勤電車で本を読み続けました。その日以来、Kさんにはお会いしていませんが、あれは私の転機であり、今も私のえいようになっています。
このKさんによる私分析は、ホロスコープリーディングそのままで、観察眼の鋭さを今改めて思います。私は未だこんな眼を持っていない。この数年間用事に取り紛れて暮らしてきたけれど、本を読み返したい。それから観察眼を補うべく、占術も学びたいよ。
少しチャートにふれますと、Kさんの冥王星は私の太陽水星金星火星土星にタイトにアスペクトを取っています。普通のアドバイスだったのですが、心理的に壊滅的な影響が出たように思います。さらに私の月に金星が合で優しく、私のICに太陽が乗っていたため、私が勝手に拠り所にしたのかもしれません。でも外見には何も現れず、私に変化があったことなど誰も気づいていないはずです。
内面の話を書くのは照れ臭いものですが、あの日の「肝心なときに笑っちゃだめ。自分が本当に思ったことは言葉にしないと伝わらないよ」の勧めを思い出し、今回は笑ってごまかすのはやめにします。
水曜トナカイ3期もあと少しで終わりです。